就活してない(短い小言)
就活をしていない.なぜなら院進希望で,それ以前に今年の秋に留学するからだ.長期インターンに行ったり読書をしたりそれなりに一人で過ごしてはいるが,やはり暇である.
しかし友人たちのほとんどは就活中だ.忙しい,というよりも予定が見えないらしい.言いたいことはとてもわかる.選考の合否がそのまま今後のスケジュールに関わってくるからだ.それくらい就活をしていなくてもわかる.
企業は学生をバカにしすぎなんじゃないかと思う時がある.夏期インターンも冬期インターンも授業期間中にやる企業なんてザラだし,本選考だって学生の本分である学業に支障を来たすようなスケジュールで行う企業なんて腐る程ある印象しかない.それに最近就活絡みのセクハラ問題がニュースに出ていた.小学校時代の一つ年上の友人から,内定先の社員に自分の出張についてくるように誘われた(うろ覚え)ことがありそれで内定を辞退した,という話を去年聞いていたので,ニュースを見た時「まあやっぱり問題になるよねぇ」と思ったが,なぜそこまで学生を食い物にするんだろう.
以前働いていたバイト先に,アルバイト専用の「雑記帳」があった.その中である先輩が「就職活動中,人間関係が壊れていくのを何度も目にしました」と書いていて,当時の自分はただ「うわ就活ってやっべえなw」と思っていただけだったが,身の回りの人たちを見ていると等閑視できない気がしてくる.就活が,なんだか人間の弱さを殊更に強調するイベントという感じがしてとても気分が悪い.書いていて希望のない話である.
読書記録(短い日記)
今週三日ほど小渕沢の宿に行って読書合宿をした.一昨年の夏にゼミ合宿で泊まったところだったのでオーナーご家族とは顔見知りで色々とよくしていただいた.そして運よく貸切状態だったのでのびのびと過ごすことができた.薪ストーブに薪を焼べつつダラダラ読書をするというのは初めてやったが毎年やりたいと思う.
持って行った本は「地下室の手記」と「人間失格」,「夜は短し歩けよ乙女」,「そして誰もいなくなった」とあと国際関係論や平和学の入門書の6冊.行きの鈍行電車に乗った段階から読書を始めていたが結局最初の3冊しか読み終わらなかった.学術書に至ってはほんのさわりの部分しか読めていないがまあ仕方がない.
なんとなく「地下室の手記」と「人間失格」を一緒に持って行って読んだけれど,2冊とも徹底した自己分析と自己批判の2点で共通していて,それでいて各々の主人公は対照的だというのが印象に残った.「地下室の手記」では主人公が早々に人間に愛想を尽かしてしまっているのに対して「人間失格」の主人公なんか人間の優しさとか純真さに期待して裏切られちゃったしね,かわいそう.
森見登美彦の作品は昨年の今頃に「太陽の塔」を読んだきりだったので実に一年ぶりだった.とりあえず樋口さんみたいな地に足つかない人になりたいと思った.久しぶりに「太陽の塔」を読もうと思って本棚を見たがなかった.どこかに旅に出たのだろうか.
[以下とりあえず記事に出した本のリンクを貼るコーナー]
読書記録(短い日記)
春休みになり,留学するため就活もないので積んでおいた本をちんたら読んでいる.今のところ読了したのは小説ばかりである.学術書も同じくらい積んでいるはずだけれど,どうも食指が動かない.
小説といっても,「星の王子さま」だったり「ティファニーで朝食を(これは年末年始に読んだやつだっけ)」だったり,最近出た作品だと「炎の色」だったり,かなりメジャーなものばかりだ.中高生の頃,読書からほとんど離れた惨めったらしい学生生活を送っていたことによる遅れを取り戻そうとしているような気がする.
思い返せば,小学生の頃とは違い,中学の頃は勉強なんてそっちのけで部活から帰ったらすぐPCを開いて2ちゃんねる(当時)のまとめをずっと読んでいたし,高校の頃は精神的に荒んでいて文化的な活動なんてほとんどしていなかった.当時から(正しい?意味の)中二病を患っていたのもあって,どうしても社会に馴染めない自分とそれに対して嫌悪感を持っている自分の板挟みになっていた.子供から大人へ成長しつつある過渡期だったとはいえ,あの精神の荒廃しようはドン引きレベルだった.
だからこそ本当は読書という営みが当時の自分には必要だったのかな,と今になって思うが,後の祭りである.
そんなわけで,この失われた6年を取り戻すべく昨日今日で読んだのがヘッセの「デミアン」である.主人公が幼少期にマックス・デミアンという少年と出会い,なんかどんどん拗らせてしまう話だ,多分.デミアンは絶対に中二病だと思う,日本だと京大らへんにいそうな感じ.今はあんな大学生いるんだろうか.
今日読み終えた本なのにもう内容を忘れてしまっている.自分の脳みそなんてそんなものである.明日は「地下室の手記」を読もうと思う.
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- 作者: サン=テグジュペリ,Antoine de Saint‐Exup´ery,河野万里子
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バイト探しが振り出しに戻ったかもしれない(短い日記)
金欠この上なく,限界を迎えつつあった(現在進行形)ので昨年の12月に長期有給インターンの面接に行った.「年末年始はゼミの合宿や帰省があって,1月いっぱいは期末試験や課題で忙しくなるので,勤務開始は2月を希望しています」と面接の時には伝えた上で採用していただいたので,「まあ期限指定されてないし大丈夫っしょw」と余裕ぶっこいて依頼されていた履歴書の提出をしなかった.
結局2月までに出せばいいと思い1月31日に履歴書を送ったのだけれど,採用通知どころかメールを受け取った旨の返信すらない.
これがサイレントお祈りか……といま思っているが,完全に自業自得である.履歴書の審査に数日かかるとは言われていたのでもう少し待つつもりではいるが,他のインターンやバイトも一応探しておかなければ.
[2019年2月4日追記]メールの返信が来て,最終選考段階とのこと,良かった……まさかブログ見られてた?
春休みの過ごし方について考えてみた
昨日,12000字弱のゼミ論を提出した.確かトフラーの唱えた生産消費の概念と数年前に出たリッツァのWeb 2.0における生産消費活動ついての論文,クリエイティブ・コモンズ・ライセンスについて取り上げて「SCP財団はインターネット上における創作コンテンツ流通のロールモデルになりうる!よね?」みたいなことをぶち上げていた気がするがもはや思い出の彼方である.指導教員には「荒削りでも,レポートになっちゃってもいいからとりあえず出して」とかなり要求水準を下げてもらってはいたものの,お世話になっている人に失礼にならない程度のものを書きたかったので客観的にそうなっているのを祈るばかりである.期末試験もすでに終わり,ただ一つ残された提出課題がそれだったので,これにて春休み開始としたい.単位のことはもう知らない.
上手くいけばこれで卒業に必要な単位は全て揃い,今年の9月ごろには留学するため就活もなく,これから半年以上は暇な見通しだ.ゼミ論を提出し終えてから「春休みにはここに行って……これもして……」とそわそわし始めて寝付けなかったので,今日は地元のコーヒーショップでぼんやりと春休みにどう過ごすか考える事にした.実際はコーヒーを飲みながら,買ったまま忘れていたピエール・ルメートルの「炎の色」を読んで,その後ブックオフに行ってめぞん一刻の全巻セットを探したけどなくて,結局しばらく立ち読みして何冊か中古本(「デミアン」とか「人間失格」とか)を買って帰っただけなのだけれど.
自分はよく積読をする.今日買ったものを入れると,今年に入ってすでに専門書と小説を合計10冊以上買ってそのままにしている上に,去年買ったまま本棚のインテリアに変態してしまったものもちらほらある.春休みはそいつらをちゃんと読まないといけない,幸い読書は嫌ではないので苦にはならないと思う.
そして今はお金がない.大学1年の秋からやっていたバイトも「派遣留学に合格したいのでその準備のためにやめます!(半分建前)」といって去年の6月に退職して,それから貯金の切り崩し+貸与型奨学金+親の援助に頼るというダメ生活を送っている.合格したからまだ良いものの,留学資金を貯めるという意味でも早急に働き始めなくてはならない.(心の声「やだ」)
とりあえずはこの二つを確実に遂行できれば満足である.文字に起こすと全く大したことではない感じがするのは気のせいだろうか.
2018年を振り返る
2018年は個人的に色々あった.忘れっぽいので月ごとに何があったかまとめようと思う.
1月
帰省先で結構重めの喉風邪をひいてしまい,成人式の参加が危ぶまれた.無事に参加できたがあの時は本当に人生が嫌になった.毎年会場が人でごった返している様子をニュースで見ていたこともあって,元々成人式には出席するつもりはなかったが,中学時代の友人たちに会うために出席した.式自体も平和に終わり(松本市万歳)とても楽しかった.
2月
友人二人と月末〜三月初頭にかけてパリに二日間,ロンドンに五日間滞在した.初めてのヨーロッパ旅行で観光も買い物も楽しめたが,友人がホテルでどん兵衛を食べて泣きそうになり,さらに深夜にベッドから落ちて頭から出血したことが一番記憶に残っている.
3月
5日くらいまではロンドンにいたと思う.確か例年稀に見る積雪で,積もった雪が翌日まで残っていた.街中で配布されるフリーペーパーにも記事になっていた.
付き合っていた恋人に振られた.ウケる.
振られた翌日に日本モダンガール協會のイベントに参加した.楽しかった.入會した.
4月
新学期.特に思い出がない.
5月
スーツを仕立てた,それ以外に記憶がない.
6月
「(学内選考も含めた)留学の準備をする」という理由で2年弱続けていたバイトを辞めた.当時は人手不足で阿鼻叫喚の巷と化していたが,応募時の面接ですでに留学する意思は伝えてあったのですんなりと退職することができた.まあ本音は雇用者側の怠慢で人手不足が慢性化しかけてたり労働環境も連鎖的に悪くなりそうでゴニョゴニョ……今は改善されたのだろうか.
7月
夏休み,開始.
8月
インターンに行ったりアメリカに住んでいた頃の友人達と遊んだりしていたが,何よりTravel Nowというアプリのリリースイベント?でタダで箱根の旅館に泊まったことが思い出に残っている.初めてのひとり旅だったし,東京から普通列車で箱根に行くのが思ったよりも楽だという良い発見ができた.かなりエンジョイしたのだが,今更イベントにタダ乗りしたことへの後ろめたさを感じている.
そして人生で初めてIELTSを受けた.
9月
ゼミ合宿で下田に行った.3年生で小田原に前泊したが,それが一番楽しかった.台風で合宿が1日早く終わってしまったので,勿体無いと思って箱根で一泊した.あの時の行動力は中々良かったと思う.そして大学の授業が開始した.
10月
月末頃に弊学の派遣留学生選抜の面接試験を受けた.それから結果が郵送されてくるまでの一ヶ月間は精神的に限界だった.とはいえ一般入試で大学に来た人はこういう経験をして来たんだと思うと自分の温室育ちっぷりが情けなくなる.
11月
派遣留学に合格した.一ヶ月なんでこんなに苦しんでたんだろうとバカバカしくなったが,自分に自信が持てるような努力をして来なかったからしょうがない.
12月
ゼミで神津島に行った.酔狂な旅だったが真の意味で大学生っぽいことができたと思う.動機も一応実地調査という真っ当なものだったし.
無理やり感があるが,主な出来事をまとめると1300字程度に収まった.これでも今年は充実していた感があるので,来年は1600字を目指そうと思う.でもそういうことではない気がする.
「やらなければいけないこと」があるせいでやる気がなくなる
ふと「自分がやらなければならないこと」について考えた.リストアップしてみる.
- ゼミの論文課題
- 授業の課題(いっぱい)・予習
- 予防接種
- 学業面での留学の準備
- 手続き面での(ry
- 就活(念のため)
- バイト探し(接客をしたくないので選択肢が超少ない)
ざっと今思い当たるだけでこれくらいある.性格の問題なのか知能の問題なのかわからないが,タスクが複数あるととたんに脳が判断をやめてしまい,やる気がなくなる.なんでだろうか.
タスクが少なくても「ある」というだけでやる気が失せる.もう前文と矛盾している.つまるところ終始無気力なのだろう.そういえば小学校から現在に至るまで試験勉強というものをほとんどした記憶がない.毎年新年の抱負に「ちゃんと勉強する」と明言するのだけど,未だに達成できずにいる.今まで特に大きな失敗をしていないのは奇跡に近い.
なんとかしようとはずっと思っている,思ってるだけ.中学校の国語の授業で「握手」という作品を読んだ記憶があるのだが,そこに登場するルロイ修道士という人物の「困難は分割せよ」という言葉を今も覚えている.とても現実的なアプローチだと思ったし,是非実行したいのだが既に6年くらいが経ってしまった.今後もできそうにない.来年から本気出す.