読書記録(短い日記)
春休みになり,留学するため就活もないので積んでおいた本をちんたら読んでいる.今のところ読了したのは小説ばかりである.学術書も同じくらい積んでいるはずだけれど,どうも食指が動かない.
小説といっても,「星の王子さま」だったり「ティファニーで朝食を(これは年末年始に読んだやつだっけ)」だったり,最近出た作品だと「炎の色」だったり,かなりメジャーなものばかりだ.中高生の頃,読書からほとんど離れた惨めったらしい学生生活を送っていたことによる遅れを取り戻そうとしているような気がする.
思い返せば,小学生の頃とは違い,中学の頃は勉強なんてそっちのけで部活から帰ったらすぐPCを開いて2ちゃんねる(当時)のまとめをずっと読んでいたし,高校の頃は精神的に荒んでいて文化的な活動なんてほとんどしていなかった.当時から(正しい?意味の)中二病を患っていたのもあって,どうしても社会に馴染めない自分とそれに対して嫌悪感を持っている自分の板挟みになっていた.子供から大人へ成長しつつある過渡期だったとはいえ,あの精神の荒廃しようはドン引きレベルだった.
だからこそ本当は読書という営みが当時の自分には必要だったのかな,と今になって思うが,後の祭りである.
そんなわけで,この失われた6年を取り戻すべく昨日今日で読んだのがヘッセの「デミアン」である.主人公が幼少期にマックス・デミアンという少年と出会い,なんかどんどん拗らせてしまう話だ,多分.デミアンは絶対に中二病だと思う,日本だと京大らへんにいそうな感じ.今はあんな大学生いるんだろうか.
今日読み終えた本なのにもう内容を忘れてしまっている.自分の脳みそなんてそんなものである.明日は「地下室の手記」を読もうと思う.
[以下とりあえず記事に出した本のリンクを貼るコーナー]
- 作者: サン=テグジュペリ,Antoine de Saint‐Exup´ery,河野万里子
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2006/03/28
- メディア: 文庫
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