Shogakusha’s blog

大学生が勝手気儘に書き散らかす予定のブログですが全然続いていません

「大手でバリバリ働いてガッツリ稼ぐ」のはやっぱり自分には縁がなかった

前回の更新から100日が経とうとしている.そんなもんである.

 

結局9月末に就活を始め,前回「一社だけ受ける」と書いたその一社(内定先は国立法人なので誤用だが)から12月上旬に内定をもらったのでこれにて卒業後の進路決定である.念のため受けた他社の選考はESで落ちたり(政府系)ウェブテストで落ちたり(外資・日系大手)面接ブッチしたり(GAFAのECやってるところ)という結果だった.全ての選考過程において添削・対策はゼロである.追い込まれたら急にやる気が無くなるタイプなので.

 

ボスキャリだの就職エージェントだのも利用したが,結局毛嫌いしていたマイナビ様経由で応募するという正攻法的就職活動でしか内定は得られなかった.とはいえ,コロナ禍で秋から就職活動を始めるというNNT(就活を始めてから知った言葉)フラグがビンビンの状況の中で,2ヶ月程で内定を手に入れたのはかなり運の良い方だと思う.来年度既卒として就活する未来は覚悟していた.

 

結果だけを見れば「秋採用から就活を始めて2ヶ月で第一志望のところに内定した」というサクセスストーリーだが,思い返せば9−11月は精神的に危うかった.自分は生きていたいのか死にたいのかはっきりさせるために「ロープと電車賃だけ持って富士の樹海に行く」ことを真剣に検討していた日があった気がする.文章にすると論理が破綻しているが,当時の自分は「生きる気力を取り戻すにはこれくらいの荒療治が必要だ」と考えていた.幾ら何でも追い込まれすぎである.今一応首の皮一枚で繋がってるぞ,あの時の自分よ.

 

というわけで,このまま無事卒業できれば春から国立法人の職員である.給与水準は国家公務員職に準ずるらしいので実質自分は国家公務員ということにする.

 

働き始めたら,DPZで記事を書いているよざひかるさんが以前やっていた

udemerry.hatenadiary.jpみたいなことをしたい.エクストリーム休憩とかエクストリーム出社をしたい. 

 

あー

でも

やっぱ

 

働きたくねえ.

細々

 最後の更新から一年以上が経ってしまった.だからといってどうというわけでもないが,やはり継続というものは難しい.

 留学も結局Covid-19で2ヶ月ほど早く帰国し,追試(というか救済措置の期末レポート)をやり,先日成績が確定し,ようやく単位認定の手続きに本腰を入れられる,というところまできた.9月卒業を申請してたらどうなっていたんだろうか.

 留学に関しては報告書を毎月5000字ほど書いて所属大学に提出していたので,わざわざブログに書く余力など残っていないかったし,肝心の報告書も所属学生ならオンラインで閲覧できるのでまあよしとしよう.

 学部卒業後はそのままイギリスの大学院にでも進学して国際関係学とか安全保障研究あたりをぼんやり勉強しようと計画していたが,Covid-19の影響でどうせ入学しても現地には行けないだろうし,留学先で出会った院生たちの大半は就業経験のある人たちだったので「学部卒業後直ぐに大学院進学」ということにこだわらなくても良いと思い始めていたということもあり,ギリギリまで悩んだが就職活動をすることにした.お金ないし.

 とはいっても21卒の春採用は歴史の遥か彼方,企業によっては採用中止,極め付けに本人に働く意欲がほとんどないという有様なので,一社だけ受けることにした.落ちたらその時考える.

積読をしているので実際に積んでみた

春学期中毎週のように紀伊国屋書店に行って気になった&そこまで高くない本を片っ端から買っていた(逆こんまりメソッドと呼びたい).そうしていたら自分の読書ペースを圧倒的に上回ってしまった.

とはいえ今に始まった事ではなく,思い返してみれば学部一年生の頃から新学期に専門書を買って難解過ぎて挫折した挙句,自室のインテリアに昇格させたことが何度かあるし,講義で指定されたテキストもレポート課題や試験が終わった瞬間に本棚の飾りである.そんな現実と向き合うためにも実際に本を積んでみた.

積んだ

こうなった.

 

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積まれた本

 

どう考えても就活に向いていないので他の生き方をちゃんと探そうと思う

初学者は激怒した.

4年次秋留学ということで,3年次に引き続きサマーインターンに参加しようと思い,久しぶりに就活サイトのようなものを色々見たり登録したりした.昨年より時間的な余裕があるので,もっと真面目に,それこそ内定直結とかそういう感じのインターンや大企業のインターンに積極的にエントリーするつもりだった.

インターンといっても,なんだかんだ事実上の就職活動である.世の大学生は忙しくて仕方がない.誰だよ大学はレジャーランドとかいった耄碌野郎は.

必ず,かの邪智暴虐の企業共を除かなければならぬと決意した.

昨夏はマイ●ビとリク●ビというオーソドックス(and K☆U☆S☆O)な就活サイト*1に登録していたが,今年はRec●eという上位校学生向けのサイトに登録してみた*2

早速某日系大手のインターン情報が目に入ったので,企業の採用ページにジャンプして登録を済ませた.

ここで昨夏の記憶が蘇った.

初学者には就活が分からぬ.

そうだった,自分が「就活ってクソクダラネェな」と感じた原因の1つに 就活サイトに登録したところで大抵の場合企業の採用ページでまた新しく登録しないといけない ことがあったのだ.エントリーした企業ごとにIDもパスワードも変わるので管理が面倒ったらありゃしないという状況.学生にセキュリティの重要さについて学ばせようというのか,この間の7payだかなんだかを見ていれば納得である.

初学者は,社会不適合者である.

そしてその瞬間から感じていた嫌な予感……恐る恐る採用ページの「アカウント管理」のページを見る.

やはり,無い.「 退会 」に関する項目が何も無い*3

けれども就活に対しては,人一倍に怠惰であった.

おそらく退会(=エントリー取り消し or 辞退)するにあたっては担当者にメールなりなんなりしないといけないのだろう.大変面倒である.学生が社会人との茶番につき合う時間があると思ったら大間違いだ.社会に出てしまうと学生時代の貴重さと人の時間を奪うことの罪深さを忘れてしまうのだろうか,甚だ以て遺憾である.

そういえば去年はそのせいで,ずっと登録したメアド宛に要りもしない採用情報に関するメールが届きまくっていた.当然迷惑メール行きである.ざまあみやがれ.

初学者は激怒した.「呆れた企業共だ.生かして置けぬ.」

要らないメールが届きまくるのは百歩譲って許したとして(どうせ捨てアドだし),自分の名前や所属や住所が残っているのは大変気持ちが悪い.嘘情報にでも変更しておこうかしら.あ,でも本名は変更不可なんだよな.

「なんの為の企業だ.自分の地位を守る為か.」今度は初学者が嘲笑した.「罪のない学生の時間を奪って,何が企業だ.」

色々な企業の選考フローを見ても,「自己PR」とか「Webテスト」とか「性格診断」とか「適性診断」とか「動画選考」とか,面倒臭いことこの上なく,これらをちゃんとやってインターンに参加したり内定を貰ったりする学生は本当に優秀なんだと感じるばかりである.

初学者は口惜しく,地団駄踏んだ.ものも言いたくなくなった.

就活や新卒一括採用といった制度が悪いと書こうと思ったが,どう見ても自分がダメなだけだった.とはいえやりたくないのは事実なのでこの際開き直ってしまおうと思う.

就活だの,生涯年収だの,社会貢献だの,考えてみれば,くだらない.

やーめた.

*1:どちらも「●」には「ナ」が入るよ!

*2:法政大学が上位校か否かという点についてはお察しである

*3:去年も全く見当たらなくて諦めたのだけど,見落としてるだけだろうか

読書記録(短い日記)

4月に入ってから3作品ほど小説を読んだ.

「Another」綾辻行人 

Another(上) (角川文庫)

Another(上) (角川文庫)

 

 

何年か前になんだか有名になったっぽい作品である.3年ほど前に映画を観て「うわぁク○だなぁ」と思い,ネットで調べたら原作&アニメの評判がよかったこと(そして原作の叙述トリック)を知って以来いつか読んでおこうと思っていた.つまり,「よりによって駄作呼ばわりされた映画を先に観てオチがわかってしまった状態で原作を読む」という悲痛極まりない読書体験をする事になったのである.実際,上巻を読んでいる途中まではオチがどういうものか忘れていたのだが,その日の入浴タイムにフラッシュバック的にオチを思い出してしまいとても悲しかった.

とはいえ,そんな状態でもとても面白く読めた.綾辻行人万歳

「フリークス」綾辻行人 

フリークス (光文社文庫)

フリークス (光文社文庫)

 

 

3日前ブックオフで購入した短編集.綾辻行人の短編集は「眼球綺譚」を読んで以来だった.精神病棟の患者にスポットライトを当てた短編だったが,ミステリ小説はそこまで読んだことがないので,「わーすごーい」という読後感があった.

しかし眼球綺譚もそうだったが,読んでいる途中でオチがわかってしまうものがいくつかあった.そういうものなのだろうか.「オチがわかったワイ天才で草」という感じで自己肯定感が高まるので,読書体験としては結構気持ちの良いものだと思う.

「黒い家」貴志祐介

黒い家 (角川ホラー文庫)

黒い家 (角川ホラー文庫)

 

 

フリークスと一緒に買った本,ちょうど108円コーナーにあったので買った.何がネタバレになるかわからないのでぼかしまくるが,「何かが変だ」という直感から始まった疑問が,物語が進むにつれ,それに答える形で裏で渦巻いていた狂気が露わになる過程が生々しく一気に読み進めてしまった.深夜に.読了後は正直怖くて寝付けなかった.

ただ(完全に個人の好みだけど)殺す描写はなけれど,作中でペットが殺されるのは自分としてはとても胸が痛んだ.作中で人が殺されてもなんとも思わないのに.

 

あまりミステリやホラーものを読んだことがなかったので,良い読書体験になったと思う,知らんけど.個人的には綾辻作品をもっと読みたいので,時間と金に余裕が出来次第手を出したい.

ゆるい決意表明(短い日記)

4月1日である.詰まる所新年度&新学期である.「あー春休みなっげえなー!!」などとほざいていたらいつの間にか終わってしまった.心の中では3月32日のつもりだがそういうわけにもいかないので,ここで今年度(というか新学期)の目標をささやかに述べておきたい.

1.だらだらする

読んで字の如く.春休みの前半に森見登美彦の作品をいくつか読んで,大学生になってから不完全燃焼のままだった「あの作品に出てくる学生のように過ごしてみたい」という欲求が抑えられなくなったので,それっぽい過ごし方をしてみたい.具体的にどうするかはこれから考えようと思う.

2.留学許可を得る

つい先日,派遣留学先から出願手続きについてメールが来た.エッセイや推薦状の提出が求められていないのは良かったが,履修計画を出願時に提出しなければならないので,大学のウェブサイトを読みながら迅速に進めたい.入学許可が下りなければそもそも留学できないので,やや懸念事項である.結構面倒だし.

3.留学に向けて勉強をする

現在の専攻(メディア社会)と,留学先で学びたいこと(平和学,国際政治学)が違うので,春学期中に予習として関連する科目を受講したり,edXを活用したりして準備を進めたい.留学中に単位を落とせば奨学金返還という地獄が待っているので,抜かりのないようにしなければならない.正直言ってこの「留学先で落単」が恐ろしくて仕方がない.単位を取得して帰国した歴代の先輩方は尊敬に値すると思う.

4.働かない

春休みにとあるベンチャーで長期インターンを始めたが,1ヶ月で退職した.自覚している以上に自分が無能なのだと思うし,単に職場が合わなかっただけなのだとも思う.そしてどうしても「自分の時間を切り売りする」という感覚に耐えられなかった.まごう事なき無能である.ただ,嫌なことを続けたところで良くないことばかりなので,最初の「だらだらする」と合わせて邁進したい.金のことは知らん.何か気になるバイトや有給インターンが見つかれば応募はしてみたいと思う.つまり場合によってはこの「働かない」という決意は嘘になる.正直嘘になって欲しい.

取り敢えずは上記の4つを新学期の目標として定めたい.卒業に必要な単位が揃っていることもあってかなりの時間的余裕があるので,コツコツ進めようと思う.

癖がうつる(短い日記)

小さい頃,アメリカの小学校に2年ほど通っていた.西海岸にある小学校だったので,本当に色々な国の生徒たちがいて,白人種が数的マイノリティになってしまうほどだった.そこでの思い出は語りつくせないほどあるが,中でもとても不思議な記憶がある.

確か3年生の頃,クラスに大柄なユダヤ系(っぽい見た目)の生徒がいた.少し周りから浮いていたが,自分はその彼とそこそこ仲良くしていた記憶がある.いつか彼に「これは内緒にして欲しいんだけど,来年からMainstream(アメリカの小学校の通常クラス)に行ける事になったんだ」と教えてもらったことがあって,それなりに信用されていたような気がする.メガネをかけていて,知的な雰囲気の少年だった.

そんな彼だが,少し変わった癖があった.くしゃみをした後,片手の掌で顔を額から顎にかけて撫で付けるように拭うのだ.側から見ていて「なんでわざわざそんなことをするんだろうか」と自分は不思議に思っていた.

彼との思い出にはそんなに強烈なものはなくて,結局クラスが一緒だったのはその一年間だけだったし,自分が日本に帰国してから彼の存在は「アメリカにいた頃の記憶」の中に埋もれていった.

しかし突然,本当にある日突然(それがいつかは忘れてしまったが)自分がくしゃみをした後,片手の掌で顔を額から顎にかけて撫で付けるように拭っているのに気づいた.その瞬間あの彼のことを思い出した.日本に帰国してからそこそこの年数が経っていたこともあり,不思議なこともあるもんだと思ったが,その癖は1,2年ほど続いた.くしゃみをした後にそれをしないとどうにも顔がむずかゆく感じてしまっていたのだ.

今はもうそんな癖は抜けているが,時々くしゃみをした後にふと片手を頰に当ててしまう時があって,ぼんやりと彼のことを思い出す.

霊魂とか,超常現象とか,そういった超自然的な類は真に受けないタイプなのだが,なんだか彼の記憶を残しておきたいと思ってブログ記事にしてみた.元気にしているんだろうか.